COLUMN

イタリア料理の〆は食後酒で。

2016-09-20

雨が降り続き、肌寒い週明けです。
昨日の定休日、シェフは「エル カンピドイオ」でパスタと、仔牛のレバーのコトレッタをご馳走になりました。

料理でお腹が満たされたら、欲しくほしくなるのが「食後酒 ディジェスティーヴォ」
口に含むとパッと蒸発するほどの高いアルコールで、すっきりと消化を助けてくれます。
 
 
イタリア産の食後酒といえば「グラッパ」
葡萄の搾りかすを発酵、蒸留して作るため、葡萄の香りがふわっと香り、後味はキリッとすっきり。
無色透明タイプが主流で、トスカーナ州のブルネッロ(写真右)、ピエモンテ州のモスカート(中)、バリックで熟成した茶色がかったグラッパ(左)などもご用意しています。
 
 
ドルチェタイプも色々・・・
 
「AMARETTO アマレット」は
杏仁(杏子の核)のリキュール。アーモンドのような香りで甘く華やかな印象。
 
少し変わったタイプで、イタリア語で魔女という名の「STREGA ストレガ」は、イタリアを舞台にした60年代のアメリカ映画「ROME ADVENTURE(邦題:恋愛専科)」(トロイ・ドナヒュー主演)で登場し、有名になりました。ナヴォーナ広場のカフェで、主人公がこの黄金色のリキュールを飲むシーンがあります。
黄色はサフランの色。ミント、アイリス、シナモンなど70種以上のハーブやスパイスを漬け込んだ複雑な味わいの甘いリキュールです。
 
そして、ビタータイプの「AMAROアマーロ」は、甘くほろ苦い薬用酒。薬草や樹皮を漬け込んで、個性的な味と香りが広がります。イタリア版の養命酒? 子供の頃に飲んだ風邪薬のシロップを想い出します。個性的な味わいながら、後味はすっきり。
 
スッキリ、ドルチェ、ビタータイプ、お好みの食後酒をお楽しみください。
 

肌寒い秋の帰り道も、グラッパを飲めば体の中からポカポカと、幸せな気分です。
 

ローマ料理とビステッカ  
Er bisteccaro dei magnacconi

エル ビステッカーロ デイ マニャッチョーニ
TEL : 03-6264-0457 11:30-14:00 L.O.  / 18:00 – 23:00 L.O. (月曜定休)Menuページ

 
 

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