COLUMN

Trasteverinaトラステヴェレとは?

2015-07-02

7月、夏といえば肉!肉といえばステーキ?

当店のほとんどのお客様のお目当ては看板メニューの Tボーンステーキ1kg!

ですが、定番なのであえて今回は、日本ではなかなか味わえない本場イタリアの「肉料理」をご紹介します。

 

ローマの伝統料理でもある

トリッパのトラステヴェレ風煮込み Trippa alla trasteverina

どんな料理か想像できない?という方も多いかと・・・

 

 

Trippa alla trasteverina

 

まずトラステヴェレとは。

<トラステヴェレ>は、イタリア・ローマの地名で「テヴェレ川の向こう」という意味。テヴェレ川の西側にある昔ながらの歴史が残る下町です。

屠殺場の近くだったトラステヴェレでは、余りの内蔵や尻尾の部分を無駄にせず、美味しく食べる工夫で生まれた内蔵料理が今に受け継がれています。

今でもトラステヴェレには美味しい内蔵料理が食べられる店が多くあります。

昔は、肉の美味しい部位は貴族階級の人々の胃袋へ。

庶民が口にできるのは、内蔵などの残りの部分だったとか。そう聞くと、現代は手軽にお肉が食べられて幸せですね〜

 

トリッパのトラステヴェレ風煮込みは、

(この味を知らずに帰るなんてもったいない。と思っていますが・・・

爽やかなミントの薫りとペコリーノ ロマーノ(羊乳のチーズ)が後を引く美味しさです。

トリッパ(牛の胃袋)の臭みを抜くために、手間をかけて下処理し、トマトとじっくり煮込みます。そして、ミントを使うのがローマのスタイル。トリッパが苦手な方にも、爽やかなミントの風味でおすすめです。

 

トリッパ写真

 

ちなみに当店のシンボルマーク「狼と双子」の物語は、テヴェレ川から始まりました。

ローマを創ったと云われている双子のロームスとレムスは、テヴェレ川を流れる籠の中から発見され、狼に育てられたと云われています。

ローマの人にとって「テヴェレ川」は神聖なる特別な川。昔から、歴史や文化は川を通じて発展したことが想像できます。

 

Er bisteccaro ロゴマーク

 

そしてローマの肉料理をもう一品。

オックステールのローマ風煮込み Coda di bue alla vaccinara

牛の尻尾をセロリやトマトと一緒に柔らかくなるまで煮込んで煮込んで・・・

内蔵料理は手間暇が、Tボーンステーキの10倍(それ以上?)かかりますが、ローマっ子に愛される伝統料理をぜひみなさまに食べて頂きたい!という想いで作っています。

山崎シェフがローマで作っていたレシピをそのまま。

本場ローマで受け継がれてきた伝統の味を、銀座で食べられるなんて♪ とイタリア通のお客様にも好評です。


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